Our story

We are Vegan family.

 

Veganic to goオーナーシェフである五十嵐廣子は、実家がリフォームに迫られた事を機に家族を説得し、次世代に公害をもたらさずゴミの少ない、ヘンプを中心とした天然素材にこだわったエコハウスとして自宅のリノベーションを計画しました。ワークショップも取り入れながら、ヘンプ建築のパイオニアであるトムクラフトさんに建てていただき、2009年当時、個人宅として日本で初めてのヘンプハウスが完成しました。

今ではその距離を置いていますが、以前の私たちはヘンプ業界に携わっており、ヘンプの環境有用性と、日本古来から繊維、衣服、住宅建材として使われてきた麻に注目していました。
ヘンプに対するこの姿勢は今も変わらず、衣食住にヘンプを駆使し、Veganic to goのメニューにも栄養価が豊富なヘンプフードをふんだんに使用しています。その代表は看板メニューのバーガーのヘンプバンズです。

 

日本で認可された麻畑とヴィーガニックヘンプスイーツ

栃木で代々続く日本一の麻農家さんの畑と、ヴィーガニックヘンプスイーツ。一部は現在もVeganic to goでご購入いただけます。

※ 麻・ヘンプは認可されていれば栽培が可能です。認可の有無に関わらず、茎と種子の利用とその製品販売は誰でも認められています。上記写真の農家さん及び私たちは現行法に違反する行為は行っておりませんので誤解なさらないでください。


廣子は昔飼っていた里子のペットから無性の愛を教わり、ヴィーガン的な思考、サスティナブルな生活に目覚めたため、その名前にちなんで〈さくちゃん工房〉と名付け、三世帯住宅のプライベートスペースを一部開放し、小さなプライベートサロンとして、アロマセラピーの施術、料理教室、マクロビオティック関連や自然農関連のイベント企画、廣子自身の生活の延長として友人・知人向けの自然食品やエシカル雑貨の提供などの活動を開始しました。

2010年、ヨガ講師の五十嵐遊水が廣子と出会い、互いに共感し一緒に活動を共にしそれを徐々に拡大。当初のさくちゃん工房は完全に自宅だったので、料理教室だけではなく飲食店営業が行えるように改装・手続きを行いカフェ&ストアを開き、現在のVeganicの原型を作りました。そしてヴィーガン&マクロビオティックのカフェ、自然食品、自然栽培のお野菜やオーガニックコットン製品、ヘンプ製品、エシカル雑貨などの販売、アロマセラピーなどのヒーリングサロン、料理教室、ヨガ教室、全国各地へ出張、出店、ヘンプウェアの展示販売会、様々なワークショップやイベント企画までも含め、当時の私たちが共感出来る事を全て何もかも詰め込んでいき、自由にのびのびと活動していました。

当時、さくちゃん工房はかなりコアでマニアックなちょっと怪しいお店でした。お客様は入る時は怪訝そうに入ってきますが、帰る時には笑顔いっぱい。そんなお店でした。状況は変化しあれこれ忙しくなった今となってはもう昔と同じ様には出来ない、懐かしい良い思い出です。

   


やがて、私たちに子どもができました。
10代から無月経だった廣子は昔に医者から「子どもができない体」と言われていたこと、子どもはいらないと出会った当時の私たちは考えていたことから、妊娠は正に青天の霹靂でした。いつの間にか廣子は食事で、持病やアレルギーだけではなく、不妊さえも自己治癒させていたのです。

以前から友人の間でよく話題に出ていた、横浜にある助産院バースハーモニーの齋藤純子先生のお力を借り、自宅での自然出産で長男を迎えました。初めてのお産に戸惑いながらも二人とも全力で向き合い、ヘンプハウスの中でリラックスできる環境を作り、自然の神秘力が成す美しい体験をする事が出来ました。

この時のお産では純子先生の旦那様がカメラマンとしてお越しいただき、「これまでに何度もお産に立ち会ってきたが、出産独特の臭いが全くしないね」と指摘され、純子先生も確かに!と驚いていました。改めて、マクロビオティックの素晴らしさを感じさせられた瞬間でした。

妊娠する前は、子どもはいらないという考えだった私たちですが、人生における最も貴重な儀式とも言える出産を自宅で自然分娩する事ができました。無性の愛を捧げられる存在と出会え、そして自分を学ぶ機会を得てからは、その考えは大きく変わりました。親は子どもを育ててやっていると思うかもしれませんが、私たちにとって子育ては己育てであり、無私の献身であるバクティだと思って、子どもたちと向き合っています。

子どもが産まれた事で育児にも関心が拡がりました。私たちは自然出産、自然育児をしていく事を当たり前に選択していたので、長男は生まれてから2年間は布おむつだけで育てました。当時は大量の布おむつと食材と共に国内外を飛び回っていました。その中でエコで我が子に使っても安心できる紙おむつと海外で出会い、輸入販売業も新たに開始しました。

廣子はこれまでのマクロビオティックだけに留まらない経験と、育児をしていく中での経験を活かし、マクロビオティックの業界誌から、育児に関する連載のお話をいただき執筆業も始めました。これが今では、自然育児のバイブルと呼ばれる月刊クーヨンさんでの度重なる特集に繋がっています。各地で不妊・妊娠・出産・育児に関する私たちなりの知恵、知識や経験をお伝えしていく活動も行っていき、常に変化成長しながら、その時々に私たちができる事をしてきてました。

表紙を飾る我が家のヴィーガンキッズ。

月刊クーヨン 2016年10月号 [雑誌] 月刊クーヨン 2018年 10月号 [雑誌]


現在、私たちはヴィーガンを前面に出していますが、さくちゃん工房時代はマクロビオティックを前面に出していました。さくちゃん工房は自分たちの生活の延長として、時々の日替わりメニューを自由に提供し、自分たちがこれは良いと納得できる物・事だけを販売・提供するスタイルでした。そして、さくちゃん工房には分かる人だけ来てくれればそれでいいと、細々とでも良いから自分たちの目と手が常に届く範囲でやっていくスタンスでした。

こうした基本的な姿勢自体は、今でも私たちの考え方の根っこにあります。私たち二人ともそれぞれ「20代前半から常に何らかの人体実験を自身に対して意識的に行っている」と言い変えられるライフスタイルを送りながら、私たちが本当に良いと思うか、妥協しても納得できるその範囲の物・事だけを提供し、人と関わっています。トライ&エラー、ベストよりもモアベターで試行錯誤してきた結果が、当時、現在そして将来の私たちです。

 

2013年、マクロビオティック人口、菜食人口、ヨガ人口、健康志向人口のこれまでよりも早いスピードでの増加を既に感じ始めていました。これからはその需要に応えていく為、そして何よりも今後はこれらの人たちを更に増やして、多くの人と協力してより良い社会を作っていき、子どもたちの明るい未来のある地球にしてける様に、と活動方針を変える決意をしました。

これは私たちの目と手が常に届かなくなる事、私たちの理想と活動実務の間でその妥協点を見つける事であり、当時の私たちにとってはとても大変な決断でした。

さくちゃん工房としてだけではなく、新しい名前で活動をしていこう決め、その名前をあれこれ考えていました。これまで私たちが行ってきた中のヴィーガン、オーガニック、マクロビオティックが、私たちにとって曲げる事の出来ない物だという結論に達しました。この3つを最も大事にしたいと思い、これらを組み合わせることで、人も動植物も地球環境も調和が取れるとの考えから、これらを合わせてVeganicという言葉で活動していこうと決めました。

当時の日本においては、Veganic(ヴィーガニック/ビーガニック)という言葉は使われておらず、Googleの検索結果にも一切これらの言葉は出てきませんでした。その為、公共の福祉に反する事なく、これを私たちのコンセプト・活動方針・活動そのものとして使用する権利があると判断し、それを正しく伝えていく為に商標登録も行いました。私たちの活動に関わる複数のカテゴリで登録しています。

当時、欧米諸国においては元々、園芸やガーデニング、農業の極一部で、Vegan & Organicを意味する肥料や栽培方法を指す言葉として使われていました。私たちはこれを作物だけではなく、食やライフスタイルそのものとして使用しています。

Veganicの商標権についてはこちらをご確認ください。
http://25.veganic.jp/veganic_registration/


子どもができた事によりプライベートスペースの全面開放が出来なくなった為、居住スペースを極限に減らし、それまで行ってきた活動を全て見直し、カフェ&ストアだけを続けていました。活動方針を変えてからは、いつの間にか友人・知人の輪、その繋がりを越えて、全国各地から様々なお客様にお越しいただけるようになりました。中にはわざわざ栃木県からさくちゃん工房の為だけに通いに来る強者もいました。そのお客様は廣子の料理と考えに命を救われたと言って、今では地元でマクロビオティックを伝える活動をされています。さくちゃん工房はニッチで小規模ながら隠れた人気店へと成長していきました。

自宅の同じスペースで生活、育児、仕事を続けていく事に限界を感じていた頃、ご縁があって「六本木に進出しないか?」というお話をいただきました。これまでは板橋というVeganicにとっては不利な立地にあった為、六本木への進出を決意。「自分たちが作ってきた最高の快適環境から、都心に自ら出ていき色んな事に対応すべき時がついに来てしまった」と喜びと共に落胆を伴う相反する気持ちの覚悟が必要でした。

店舗を契約後、すぐに長女の妊娠が分かり、新店オープン準備に追われる中での慌ただしく大変な妊娠期間でした。当時スタッフとして働いてくれていた友人たちに全力で助けてもらいながら、プレオープンを経て2015年8月にVeganic to goを正式オープン。この時、廣子は既に産休中で出産予定日の直前という、とんでもない展開の中での六本木進出でした。そしてオープン3日後には、また齋藤純子先生にご協力いただき、自宅での自然分娩で長女を迎えました。


現在のVeganic to goは何度かのリニューアルを経て現在の形に至ります。営業上避けられない改装もあり、不本意ながらもさくちゃん工房時代並に小さな客席空間になりました。ストアとは呼べないくらいに私たちの理想とは程遠い限られた商品数です。まだまだ至らない点は多々あり、お客様にご不便やご納得いただけない事もあるかと思いますが、今後も私たちにできる事を継続していき、新たな展開をしていく所存です。

お越しいただく世界中のお客様、素晴らしい農作物や食品を作ってくださる生産者の皆様、その仕入関係者の皆様、私たちを無償で取り上げてくださるメディア関係者の皆様、私たちと共に働いてくれているスタッフの皆様、私たちの理念に賛同して協力してくれる友人・知人の皆様、私たちに関わる全ての皆様に、この場で感謝の意を捧げます。ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

Veganic®
五十嵐 廣子
五十嵐 遊水(文責・著)

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